お知らせ
2021.12.08
令和3年12月8日。及川会長が第204回社会保障審議会介護給付費分科会に出席しました。
今回の介護給付費分科会では、介護現場で働く方々の収入の引上げ(「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」・令和3年度補正予算等)についての報告を踏まえた議論が行われました。
及川会長は、はじめに、今回の介護・障害福祉職員に着眼しての賃上げについて謝意を表明しました。
そのうえで、本件について、各団体より種々意見が出されているように、当会でも、ホームページ上で10月15日に意見表明をし、さらに、公的価格評価検討委員会宛に意見書も提出していることに触れ、本賃上げについて、種々不安要素があるのは事実であり、そのことを踏まえ、丁寧な議論をお願いしたい旨。その際には、是非とも現場の意見に耳を傾けていただくことを要請しました。
また、介護・福祉職の十分な確保と、サービスの質の向上を実現するためにも、処遇改善については最大限のご配慮を重ねてお願いしたい旨。発言しました。
さらに、福祉用具については、排せつというプライベートな生活行為が、様々な配慮が必要であるとともに、かなりの時間が必要となる介護行為となる。そのことを踏まえると適切な介護機器の活用がもらす効果に期待がある旨。ただし、膀胱内の尿量だけで排せつ行為に結びつくものではなく、例えば、認知症の方にとっては精神的な不安等から排せつ行為に結びつく場合もあることを踏まえ、介護機器を活用するに当たっては、利用者の不安や、排せつの訴えの妨げにならないような配慮についても留意いただきたい旨。等について発言しました。