お知らせ
2022.03.24
令和4年3月24日。及川会長が第92回社会保障審議会介護保険部会に出席しました。
今回の介護保険部会では、介護保険制度をめぐる最近の動向に関する議論と、匿名介護情報等の提供等に関する検討状況の報告がありました。
及川会長は、
・介護需要の拡大を見込み、介護助手や生活援助従事者の養成なども全国的に進められ、事業者などの様々な工夫による多様な人材活用の好事例が紹介されてきている。しかし、介護現場にあっては、人材が多様化しても介護サービスの質を低下させないことが重要であり、介護職チームのマネジメント機能の強化は不可欠である旨。
・介護職チームの中核人材に位置付けられる介護福祉士は、チームマネジメントやサービスマネジメントのスキルが求められる時代となっており、実際、殆どの介護事業所で介護福祉士がリーダー的役割を担っており、体制加算などで評価をいただいているが、配置基準においては「介護職員」という表現に留まっている。介護福祉士が従事していない事業所は皆無に等しい実態があることを踏まえ、有資格者である介護福祉士を配置基準上に明確に記載いただきたい旨。
・介護福祉士及び多様な介護人材で、介護サービスの質をしっかりと担保することは、これまでも、これからも変わらないが、その役割・責任を明確に示すことが、誇りと自覚を持って従事するモチベーションにも繋がると考える旨。
・併せて、示された役割・責任を担う人材について、例えば、介護職チームのリーダーを養成することを目的とした介護福祉士ファーストステップ研修を修了するなどの学習履歴をもって、個の質を評価するような仕組みも検討いただきたい旨。
等について発言しました。