新年のご挨拶
あけましておめでとうございます。
新年を迎え、ご挨拶申し上げます。
昨年も、皆様には、多くのご協力を頂戴いたしました。
その多くのご協力の下、3年ぶりに神奈川県の地で対面とオンラインのハイブリットによる第29回日本介護福祉士会全国大会・第20回介護学会を開催することができました。多くの方とお話ができ、再会を喜び、多くの学びを得る機会となりました。本年は茨城県で、以前と同じような対面での全国大会・学会を開催したいと考え、準備を進めているところでございます。また、会員の皆様の声を集めるサポーター制度も400名以上の方に登録いただきました。国や関係団体等への意見発出等のため、発信の根拠をしっかりと整理する体制も整ってまいりました。改めて、皆様のご協力に感謝申し上げます。
さて、私たちは、これまでの地域包括ケアシステムの推進に寄与してまいりましたが、2025年問題と言われている課題に対し、いまだ不安は払拭されていません。介護人材の不足は長く続くと予想され、介護ニーズの増大と多様化・複雑化も進展しております。その真っただ中で、介護サービスの質を担保するため、利用者のQOLの向上を図るため、日々奮闘している皆様の介護実践に対し、大きな誇りを感じずにはいられません。介護の専門職として、職能団体として、2025年問題と、その先の2040年問題にどのように向き合っていくか、全国の都道府県介護福祉士会とともに、しっかりと検討してまいりたいと考えております。そして、全国の介護福祉士の方々に入会していただけるよう、会の存在と、存在意義、専門職能としての取組みの紹介など、広報に努めてまいります。
介護福祉士は介護職チームのリーダーとして位置づけられています。これまでの自己研鑽の機会に加え、新たなオンデマンドや動画配信などを推進して、介護職チームのリーダーという役割をしっかり担うことをサポートさせていただきます。
今年の干支は「卯」でございます。ウサギといえば、飛躍の年ととらえる方もいます。皆さまにとって飛躍の年となりますよう、そのご活躍をご祈念申し上げます。介護現場等では、まだまだ制限のある生活が続いております。どうぞお体をご自愛ください。
本年もよろしくお願いいたします。
公益社団法人日本介護福祉士会
会長 及川 ゆりこ