令和7年12月25日。及川会長が第133回社会保障審議会介護保険部会に出席しました
今回の介護保険部会では、とりまとめに向けた議論等がおこなわれました。
及川会長は、提示された「とりまとめ(案)」について、この間の議論のまとめとして異論はない旨発言したうえで、以下の意見を述べました。
・利用者負担の増により、国民の介護サービスの利用控が生じないような工夫をくれぐれもお願いしたい。また、これにかかわる実態調査をお願いしたい
・様々な課題があるが、今スグに解決できるとはいえない課題が多い。各課題の解決に当たっては、国民の福祉の向上に繋がるものであることが重要であり、介護福祉士の職能団体としては、国民に対して提供される介護の質の向上に繋がるものとする視点を軸とすることが必要と考えている。介護現場においては、認知症の方に対するケアの在り方や終末期の方に対するケアの在り方など、利用される方々の介護ニーズは計り知れない。その中において、介護人材には専門的な知識・技術に加え、高い倫理性が求められており、そういった観点を踏まえ、今後の介護人材の量と質の両面での確保策を講じることが重要と考える。例えば、生産性の向上の取組については、業務効率優先ではなく、利用者優先の視点で進めていくことを期待したい