令和7年11月21日。及川会長が第248回社会保障審議会介護給付費分科会に出席しました
今回の介護給付費分科会では、介護人材確保に向けた処遇改善等の課題等についての意見交換等がおこなわれました。
及川会長は、示された論点を踏まえ、以下のとおり発言しました。
・介護分野における人材確保に向けた処遇改善については、介護分野のどの職種にも、処遇改善は必要である。しっかりと賃上げにつながる対応をお願いしたい
・ただし、介護分野の24時間体制のサービス提供をしている施設等では、夜勤従事者などが必要なため、手当等もしっかりつけていると考えられるが、そのことを勘案しても他産業計や老人福祉・介護事業の他職種との給与の差はまだまだ大きいのが実態である。一方で、介護職員の処遇を上げることは、介護職員の評価を上げることにつながり、介護職員の魅力の一つになる、と考えれば、他産業及び他職種との給与差がしっかりと改善される介護職員の処遇改善となることを強く要望する
・なお、倒産・休廃業が増加している訪問介護事業所は、在宅を支える欠かせないサービスであることを踏まえれば、特段の取扱いが必要だと考える
・他方で、福祉人材確保専門委員会の報告書にも触れられているが、介護人材の定着を促進するためにも、処遇改善と併せて、専門性の評価も欠かせない。特に、中核的な役割を担う介護人材を適切に評価する仕組みは極めて重要であり、この点には留意いただくようお願いしたい