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令和8年9月14日。今村会長が第266回社会保障審議会介護給付費分科会に出席しました

今回の介護給付費分科会は、令和9年度介護報酬改定に向け、前回に引き続き、関係団体等からの居住系・施設サービス等に係る意見陳述を踏まえた意見交換等がおこなわれました。

今村会長は、介護人材の確保が厳しくなる中、テクノロジーの活用や業務の見直しによって生産性向上を進めることは必要であり、その効果を踏まえて、今後の人員配置のあり方を検討していく方向性も否定するものではない。一方で、その際に重要なのは、何をもって生産性の向上、あるいは介護の質の維持・向上と評価するのかということだと考える。介護の質は、利用者の状態や生活背景、本人の価値観などによっても異なるものであり、単にアウトカムを数値化するだけでは捉えきれないものと考える。利用者一人ひとりの尊厳や価値観を尊重し、その人らしい生活を支えるために、本人の意向を捉え、アセスメントし、専門的な判断を行い、具体的な支援につなげていく。こうした介護職の専門的実践そのものが、介護の質に大きく関係すると考えている、としたうえで2団体との質疑応答がありました。

〇一般社団法人日本ケアテック協会
(質問)
御会が示された「介護の質」の7つの観点には、「専門性・一貫性」も位置付けられている。今後、国として「介護の質」を定義するとした場合、利用者に生じたアウトカムだけではなく、本人の意向や価値観を捉え、専門的な判断を行い、その人らしい生活を支える具体的な支援につなげていく、介護福祉士など現場の専門職による実践についても、介護の質を構成する重要な要素として位置付ける必要があると考えるが、この点について御会のお考えをお聞かせいただきたい。
(回答趣旨)
介護の質については、7つの観点を例示しているが、様々な議論があると認識している。生産性やアウトカムの評価も重要である一方、それだけでは捉えられない介護の質についても、何らかの形で評価していく必要があり、今後さらに議論を深めていくべきと考えている。

〇一般社団法人介護人材政策研究会
(質問)
御会は、生産性向上について、機器の導入だけではなく、実際のオペレーションについても評価することを提案されている。生産性向上の成果についても、単なる業務時間の短縮だけではなく、職員の負担軽減や、専門職が本来担うべき業務により注力できるようになったのか、そして、それが介護の質の向上にどうつながったのかまで含めて評価することが重要と考える。御会が提案されているオペレーションの評価は、こうした点をどのように捉えておられるのか、お聞かせいただきたい。
(回答趣旨)
生産性向上については、業務時間の短縮や職員の負担軽減だけでなく、その結果、介護の質の向上にどうつながったかまで含めて評価することが重要であり、その際、介護の質と専門職の専門性との関係についても、併せて整理していく必要がある。