令和5年11月27日。及川会長が第232回社会保障審議会介護給付費分科会に出席しました。
今回の給付費分科会では、令和6年度介護報酬改定に向け、「認知症への対応力強化」「感染症への対応力強化」「業務継続に向けた取組の強化等」「LIFE」「口腔・栄養」「その他(高齢者虐待の防止、送迎)」について意見交換が行われました。
及川会長は、「認知症への対応力強化」の訪問系サービスの認知症専門ケア加算の見直しについて、訪問系のサービスでは、特に独居高齢者や高齢世帯への派遣が多く、今後も増加することが想定され、適切に認知症の専門的ケアを行っている事業所を評価する観点からいえば、利用者の受入割合に関する要件に「認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱ」に広げる対応は必要性である旨。発言しました。
また、「LIFE」について、まだまだLIFEのデータ入力が目的化している印象が強く、「何のためのLIFEか」とともに、PDCAサイクルに繋げるイメージを現場に周知していく取組にも力を入れていただきたい旨。発言しました。
さらに、高齢者の虐待防止推進について、運営基準における高齢者虐待防止措置がとられていない場合に基本報酬を減算する方策は必要であるが、経過措置の事業所にあっては、具体的な取組例や体制整備についてしっかりと対応いただきたい旨。虐待防止の推進に当たっては、施設・事業所内において、虐待の定義等に係る理解を促進させるとともに、介護職における倫理の向上を図る取組を推進する環境を整備していくことが極めて重要であると考える旨。職能団体としては、引き続き、介護福祉士の倫理の向上を目的とした学びについて、より充実した取組を進めて参りたい旨。等について発言しました。